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「口が痛くて食べられません」、口内炎
Vol.212生活・育児

「口が痛くて食べられません」、口内炎

- アフタ性口内炎が最も多い

生活・育児全年齢5
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • - アフタ性口内炎が最も多い
  • - ウイルス性は発熱を伴うことが多い
  • - 1-2週間で自然治癒

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.212

「口が痛くて食べられません」、口内炎

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

口内炎は子どもによく見られる症状で、痛みのために食事や水分摂取が困難になることがあります。原因はウイルス性からアフタ性まで様々です。今回は、子どもの口内炎の原因と対処法についてお伝えします。

Q1.「口内炎の原因は?」

——口の中に白いできものがあって痛がっています

子どもの口内炎にはいくつかの原因があります [1]

種類特徴
アフタ性口内炎白い円形の潰瘍。原因不明。最も多い
ヘルペス性歯肉口内炎発熱+歯ぐきの腫れ+水疱。初感染時
手足口病手足の発疹+口内炎
ヘルパンギーナ喉の奥に水疱。夏に多い
外傷性噛んだ・ぶつけた
アフタ性口内炎の特徴
円形〜楕円形の白い潰瘍
周囲が赤い
1-2週間で自然治癒
繰り返すことがある

ポイント

  • アフタ性口内炎が最も多い
  • ウイルス性は発熱を伴うことが多い
  • 1-2週間で自然治癒

Q2.「ヘルペス性歯肉口内炎とは?」

——高熱が出て、口の中がひどいです

単純ヘルペスウイルスの初感染で起こる重症の口内炎です [2]

特徴詳細
好発年齢1-3歳
症状高熱(39-40℃)、歯ぐきの腫れ・出血、多数の口内炎
経過7-14日で改善
感染経路唾液による接触感染
治療抗ウイルス薬(重症例)、対症療法

「痛みで水分が取れなくなるのが一番の問題です。脱水に注意してあげてください。」

ポイント

  • ヘルペスウイルスの初感染で起こる
  • 高熱と多数の口内炎
  • 脱水に注意

Q3.「食事はどうすればいいですか?」

——痛くて何も食べません

口内炎の時の食事は刺激の少ないものを選んでください [3]

おすすめの食事避けるべき食事
冷たいもの(アイス、ゼリー、冷たい茶碗蒸し)酸味のあるもの(柑橘類、トマト)
やわらかいもの(おかゆ、うどん、豆腐)辛いもの・塩辛いもの
冷たい飲み物(牛乳、麦茶)熱いもの
栄養補助ゼリー硬い・角がある食べ物

「水分が最優先です。食べられなくても、水分が取れていれば数日は大丈夫。」

ポイント

  • 冷たくてやわらかいものを選ぶ
  • 酸味・辛味のあるものは避ける
  • 水分補給が最優先

Q4.「薬はありますか?」

——口内炎の薬はありますか?

いくつかの治療薬があります [4]

治療薬使い方
口腔用軟膏(ケナログ等)患部に直接塗布
うがい薬アズレン含嗽液等
鎮痛剤アセトアミノフェン
貼り薬口腔内パッチ
抗ウイルス薬ヘルペス性の場合(アシクロビル)
受診の目安
水分が全く取れない
2週間以上治らない
口内炎が繰り返す
高熱を伴う
多数の口内炎がある

ポイント

  • 軟膏や鎮痛剤で対処
  • 水分が取れない場合は受診
  • 2週間以上治らない場合も受診

Q5.「口内炎を予防できますか?」

——口内炎を繰り返して困っています

再発を減らすために以下を心がけてください [5]

予防策内容
バランスの良い食事ビタミンB群、鉄分を意識
口腔衛生歯磨き、うがいの習慣
規則正しい生活十分な睡眠、ストレス管理
口の中の外傷予防硬い歯ブラシを避ける
乾燥予防口呼吸の改善

「何度も繰り返す口内炎は、鉄欠乏性貧血やビタミンB12欠乏など、全身の病気が隠れていることがあります。気になるときは一度採血を。」

ポイント

  • バランスの良い食事が基本
  • 繰り返す場合は全身性疾患の可能性
  • 口腔衛生を保つ

今号のまとめ

  • アフタ性口内炎が最も多く、1-2週間で自然治癒
  • ヘルペス性歯肉口内炎は高熱を伴い重症化しやすい
  • 冷たくやわらかい食事を選び、水分補給が最優先
  • 2週間以上治らない、水分が取れない場合は受診
  • 繰り返す口内炎は全身性疾患の可能性

あわせて読みたい

  • Vol.043「手足口病」
  • Vol.044「ヘルパンギーナ」
  • Vol.263「子どもの食事と栄養」

ご質問・ご感想

「口内炎で食事が取れません」「繰り返す口内炎が心配です」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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