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「上の子が赤ちゃん返りしています」、きょうだいの関係
Vol.273生活・育児

「上の子が赤ちゃん返りしています」、きょうだいの関係

赤ちゃん返りは正常な反応。愛情確認の表れで、適切な対応でおさまる

生活・育児0〜6ヶ月・6〜12ヶ月5
おかもん先生小児科専門医愛育病院 小児科

参考文献 5·Q&A 5問収録

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この記事のポイント

  • 赤ちゃん返りは正常な反応
  • 愛情確認の表れ
  • 多くは数か月で落ち着く

愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.273

「上の子が赤ちゃん返りしています」、きょうだいの関係

こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。

弟や妹が生まれると、上の子に変化が現れることは珍しくありません。赤ちゃん返りやきょうだいげんかは正常な反応であり、適切な対応で良好なきょうだい関係を築くことができます。今回は、きょうだいの関係についてお伝えします。

Q1.「赤ちゃん返りは正常ですか?」

——下の子が生まれてから、上の子がおもらしするようになりました

赤ちゃん返りは正常な反応です [1]

赤ちゃん返りの症状詳細
おもらしトイトレが後退
指しゃぶり再開やめていた指しゃぶり
赤ちゃん言葉話し方が幼くなる
甘え抱っこをせがむ
攻撃性赤ちゃんを叩く、つねる

「赤ちゃん返りは「自分も愛されている」と確認したい気持ちの表れです。」

ポイント

  • 赤ちゃん返りは正常な反応
  • 愛情確認の表れ
  • 多くは数か月で落ち着く

Q2.「上の子への対応は?」

——上の子にどう接すればいいですか?

上の子との1対1の時間を作ることが最も効果的です [2]

対応内容
1対1の時間毎日15分でも上の子だけの時間を
役割を与える「お兄ちゃん(お姉ちゃん)のお手伝い」
気持ちを認める「寂しいんだね」と気持ちに寄り添う
比較しないきょうだい間で比べない
褒める良い行動をたくさん褒める
してはいけないこと
「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」
「赤ちゃんみたいにしないで」
きょうだいを比較する
赤ちゃん返りを叱る

ポイント

  • 1対1の時間を毎日作る
  • 気持ちを認めて寄り添う
  • 「お兄ちゃんだから」と言わない

Q3.「きょうだいげんかへの対応は?」

——毎日けんかばかりです

きょうだいげんかは社会性を学ぶ機会でもあります [3]

対応内容
見守る危険がなければ自分たちで解決させる
仲裁危険な場合は引き離す
気持ちを聞く双方の話を聞く
ルール叩く・噛むは絶対ダメと一貫して伝える
仲良し場面を褒めるけんかより仲良くしている時に注目

「けんかの仲裁で犯人探しをしないことが大切です。双方の気持ちを聞いて、一緒に解決策を考えましょう。」

ポイント

  • 危険でなければ見守る
  • 犯人探しをしない
  • 仲良くしている時こそ褒める

Q4.「年齢差による違いは?」

——年齢差でアプローチは変わりますか?

年齢差によってきょうだい関係の特徴が異なります [4]

年齢差特徴
1-2歳差一緒に遊べるが、けんかも多い
3-4歳差上の子が面倒を見てくれることも
5歳以上差かわいがってくれるが、遊びが合わない
どの年齢差でも大切なこと
各自の個性を認める
比較しない
公平に接する(同じ扱いではなく)
それぞれとの1対1の時間

ポイント

  • 年齢差に関係なく個性を認める
  • 「公平」と「同じ」は違う
  • それぞれとの時間を大切に

Q5.「上の子が赤ちゃんを傷つけないか心配です」

——上の子が赤ちゃんを叩きます

安全を確保しながら気持ちに寄り添うことが大切です [5]

対応内容
安全確保赤ちゃんと二人きりにしない
気持ちの代弁「赤ちゃんに取られた気持ちだね」
行動の制限「叩くのはダメ。でも気持ちは分かるよ」
代替行動「嫌な時はママに言ってね」
褒めるやさしくできた時に大げさに褒める

「行動は制限するけど、気持ちは否定しない。これがきょうだい関係のコツです。」

ポイント

  • 赤ちゃんと二人きりにしない
  • 気持ちは認め、行動は制限
  • やさしくできた時にたくさん褒める

今号のまとめ

  • 赤ちゃん返りは正常な反応
  • 上の子との1対1の時間を毎日作る
  • きょうだいげんかは社会性を学ぶ機会
  • 比較しない、個性を認める
  • 気持ちは認め、行動は制限

あわせて読みたい

  • Vol.269「トイレトレーニング」
  • Vol.267「指しゃぶり」
  • Vol.275「自己肯定感」

ご質問・ご感想

「上の子の赤ちゃん返りに困っています」「きょうだいげんかが絶えません」など、ご経験やご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

愛育病院 小児科 おかもん先生

本メルマガの内容は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。お子さまの症状についてはかかりつけの小児科医にご相談ください。

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