愛育病院 小児科おかもん先生 だより Vol.496
港区周辺の小児救急マップ。夜間や休日に子どもが急病になったら
今号のポイント
- 2みなと子ども救急診療室(愛育病院1階)は月〜土の夜間に小児初期救急を担当
- 4入院が必要な場合は慈恵医大病院・虎の門病院が二次救急を担う
- 6迷ったら#8000(小児救急電話相談)または#7119(救急相談センター)に電話
こんにちは。愛育病院小児科のおかもん先生です。
夜中に子どもが急に高熱を出した、嘔吐が止まらない。こうしたとき、どこに連れて行けばいいか迷った経験はありませんか。今号では、港区周辺で利用できる小児救急体制を整理します。いざというときに慌てないよう、事前に目を通しておいてください。
港区の小児救急体制の全体像
港区の小児救急は、症状の重さに応じて段階的に対応する仕組みになっています [1]。
対象
- 初期救急
- 軽症(急な発熱、軽い嘔吐など)
- 二次救急
- 入院が必要な中等症
- 三次救急
- 重篤(意識障害、重症外傷など)
施設
- 初期救急
- みなと子ども救急診療室(愛育病院1階)
- 二次救急
- 東京慈恵会医科大学附属病院、虎の門病院
- 三次救急
- 救急車で搬送(119番)
みなと子ども救急診療室
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 愛育病院1階(港区芝浦1-16-10) |
| 電話 | 03-6453-7302 |
| 診療日 | 月〜土(祝日・年末年始を除く) |
| 受付時間(月〜金) | 19:00〜21:30 |
| 受付時間(土) | 17:00〜21:30 |
| 対象 | 中学生まで |
| 対応範囲 | 軽症の急病(急な発熱、風邪症状、軽い嘔吐・下痢など) |
みなと子ども救急診療室は「初期救急」です。入院や手術が必要な重症の場合は対応できません。受診前に電話で症状を伝え、対応可能か確認すると安心です。
二次救急医療機関
入院が必要な場合や、初期救急で対応しきれない場合に搬送される病院です [1][2]。
住所
- 東京慈恵会医科大学附属病院
- 港区西新橋3-19-18
- 虎の門病院
- 港区虎ノ門2-2-2
小児科の特徴
- 東京慈恵会医科大学附属病院
- 小児科の救急対応あり、専門診療科が充実
- 虎の門病院
- 小児科を含む救急体制あり
二次救急は紹介状がなくても受診できますが、重症度に応じたトリアージ(優先順位づけ)が行われます。軽症の場合は待ち時間が長くなることがあります。
電話で相談できる窓口
「受診すべきか迷う」ときは、まず電話相談を利用してください [3]。
| 窓口 | 電話番号 | 対応時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| #8000(小児救急電話相談) | #8000 または 03-5285-8898 | 平日18:00〜翌8:00、土日祝8:00〜翌8:00 | 小児科医・看護師が対応。受診の目安を助言 |
| #7119(東京消防庁救急相談センター) | #7119 | 24時間365日 | 救急車を呼ぶべきか、どの医療機関に行くべきかを相談 |
| こどもの救急(ONLINE-QQ) | https://kodomo-qq.jp | 24時間閲覧可能 | 症状を入力すると対処法が表示されるWebサイト |
以下の場合は迷わず119番に電話してください。意識がない・反応が鈍い、呼吸が苦しそう(肩で息をする、唇が青い)、けいれんが5分以上続く、大量出血、ぐったりして水分も取れない。
受診時に持っていくもの
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 健康保険証・医療証 | 受付に必要 |
| 母子手帳 | 予防接種歴・アレルギー歴の確認 |
| お薬手帳 | 現在服用中の薬の確認 |
| 着替え・タオル | 嘔吐や発汗に備えて |
| 体温の記録メモ | いつから何度の熱が出たか、経過がわかると診察がスムーズ |

おかもん先生より
深夜に「子どもが40度の熱を出した」と慌ててお電話をいただくことがあります。お気持ちはよくわかります。ただ、高熱だけであればすぐに命に関わることは稀です。まず#8000に電話して、受診の必要性を相談してみてください。一方で、「何かおかしい」という親の直感は大切にしてほしいとも思います。数値では説明できないけれど、いつもと明らかに様子が違う。そう感じたときは、迷わず受診してください。親の「いつもと違う」という感覚は、どんな検査よりも鋭いことがあります。